私が開院した理由

スポーツ好きだった少年時代

 
 私は幼い頃から野球やサッカーなどの運動が大好きでした。そして小学5年生の頃に、テレビ番組の「柔道一直線」(同世代の人は誰でも知っています よね(^ ^))の影響もあり、少年柔道教室で柔道を始めました。
 中学校に入学する時は柔道部がなかったので、柔道と同じぐらいに好きだった野球部に入部しました。 (「巨人の星」もはやっていましたよね!)そして中学1年生の途中から、柔道部を創部されたため柔道部に入部しました。

スポーツのケガや痛みで無理をした少年時代

 ところが中学3年生の柔道部の活動が終わる頃から腰痛が起こり始め、次第に座っている時の痛みが悪化していました。ここからが腰痛との長いつきあいの始まりです。高校入学時は柔道部からの誘いもあったのですが、腰痛が思ったよりも悪くなり、運動の時だけでなく、椅子に座っている時の痛みが更にひどくなり、運動はしばらく中止しなくてはなりませんでした。
 そして整形外科での治療や鍼灸治療、カイロプラクティックなど、身近でできるあらゆる治療をすべて行いましたが完治せずに、学校へもコルセットをつけて通学していました。その後一年ぐらいしてからある程度のスポーツができるぐらいに改善したこともありサッカー部に入部しました。

 さらに高校2年生の時にクラスマッチでピッ チャーをすることとなり、短期間で集中してピッチャーをしてクラスが勝ち進んだこともあり、極端に肩に負担をかけすぎたため、「腱板損傷」により、クラスマッチの翌日から腕が上がらなくなり、それ以降はボールを全力で投げることができなくなりました。
肩も治療をしましたが腰と同じく傷みも完治することなく、また肩の痛みや動きも完全には回復せず、好きな野球もできなくなり大変悔しい思いでした。結局高校の時から腰痛と肩の痛みが完治せずに今でも運動制限と痛みとつきあっています。

患者から治療をする側へ

 このようなスポーツでの痛みや治療の経験から、高校卒業後は整骨や鍼灸、トレーナーなどの職業につく決心をしました。自分の怪我や治療の経験をもとにして・・・と良くある話ですね(^_^;)
 そしてさらに怪我は続き、高校卒業直後に車の大きな事故によるむち打ちや、その後のスポーツでの両膝の半月板損傷(後に内視鏡手術を行う)と、体の大きな関節の殆どの怪我を経験することとなりました。腰、首、肩、膝の痛みのオンパレード状態です。よほど日頃の行いが悪かったのですかね(ToT)

 それでも将来の方向性は変わらずに、整骨や鍼灸の学校にいき国家資格も無事取得しました。
そして整骨院、整形外科での研修を積んでいきました。
 しかし腰、首、肩、膝などの痛みはその間もずっと続いている状態でした。そして痛みを感じないように、必要以上に変にかばって使っていたことで、痛めた場所ではない関節や筋肉の痛みが徐々に増えていき、更にかばって使い、さらに痛くなるという悪循環となり、大変つらい思いをすることとなってしまいました。

ケガや痛みを多く経験した治療家だからこその気づき

 そして何とか改善しなければと思い、もう一度自分の体の動きと痛みを関節や筋肉の基本に戻って分析してみました。
そこであらためて気がついたことは、関節が本来のように均等に動かず、特定の方向にだけ動かす習慣となっていました。また腰、首、肩、膝、足などの関節や筋肉がお互いがバランス良くチームワークで動くべきところが、やはりぎくしゃくした動かし方となっていました。そして姿勢も背中がくるまるような姿勢となり、そのことが更に全体の動きを悪くしていました。 そこで局所の痛みの治療だけではなく、それぞれの関節を本来のように正しく動かすことや、全体の動きを体幹を中心としてバランス良く動かすこと、姿勢を正すことなどを治療や日常生活の中でも行うようにしました。そうすることで徐々に痛みも減り身体の動きも改善し、今までの悪循環から大きく改善することができました。やはり完治することはありませんが、以前よりもずいぶん良くなり、動かすこともずっと楽になりなりました。

 このよう痛みの悪循環を、自分の身をもって経験したことが今の治療方針である、局所と全身の変化をしっかりと分析して、局所と全身の両面を考慮した治療を行うきっかけになりました。しかし関節や筋肉の変化を正しく分析することは、決して簡単ではありません。 姿勢や動き方のくせを正しく分析して治療を進めるために、更に局所の動きや運動連鎖などの勉強を進めました。 その中で多くの問題を解決するきっかけになった勉強が、赤ちゃんが生まれてから立ち上がるまでの発達の中に、体幹と手足を正しく動かす基本があるということを知ったことです。

 その理論を深めて行くために、日本コアコンディショニング協会の「コア・コンディショニング」の理論や、室伏選手がトレーニングに取り入れていた赤ちゃんトレーニングの基本であるDNS(動的神経筋安定化)の理論や、横隔膜を中心とした呼吸と体全体の運動連鎖の関連性を重要にするPRIなどの理論が、多くの問題を解決するカギとなり、私の治療を非常にレベルアップさせることができたこともあり、これらの理論や治療内容も多く取り入れています。

体幹と手足のつながりを大切にする施術の重要性

 私の場合は腰痛をきっかけに始まった、身体の動きや筋肉のバランスの変化が、その後の痛みの悪循環の大きな原因になっていたことは間違いありません。このような痛みの経験は自分から好んですることはできないですよね。
「物事は考えよう」とよく言いますが、このような誰でも簡単に経験をすることのない、「痛みの悪循環」を身をもって経験したことが、現在の治療方針である、「体幹や手足の関節や筋肉が、本来の正しい動きをすること」と、「体幹を中心にして手足がチームワークよく動くこと」という、本当に大切なことに気ずくことができ、良い治療ができる強みにもつながったと考えています。
 このような経験をしたからこそ、痛みの悪循環にならずに、治療や元気な身体づくりのために本当に大切なことを、みなさんにしっかりとお伝えしながら、治療やトレーニングの指導にあたっています。

 「先生は痛い人のことが良くわりますね」とよく言われます。それもこのように痛みの経験を多くしているからです。そして私もそうであったように、スポーツを続けていると怪我をしても、気軽に休むことができずに無理をしてしまいます。そのためにも先ずケガをしないことです。怪我をしないで動ける身体づくりをすることが大切です。
そして治療も痛みが減ったことで良しとするのではなく、関節や筋肉の動きを怪我をする前に戻すことが大切です。
 また私が現在でも治療室だけでなく、トレーナーとして「動きの土台づくり」の指導を続けられるのも、自分の身体にも常に体幹や手足をバランス良く使うことを意識しているからです。
そして私が今の職業につくこともなく、これらのことに気が付いていなければ、今のように動いていることもできなかったと思います。

ライフワークとして

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ここ数年前からは「元気な身体づくり」に対して、仕事としての意識や環境だけではなく、長年の治療やアスリートのトレーニングの指導経験から得た「体幹と手足の動きの土台づくり」 の重要性を、「元気に動ける体を維持する為に、決して欠かしてはいけない」ということを、皆さんにお伝えし指導することを、ライフワークとしても取り組み始めました。

そして今まで以上に健康教室や地域での健康づくりの活動に取り組んでいます。
特に成長期の子どもたちの身体のメンテナンスは非常に重要です。しかし社会環境の変化により、子どもたちの運動不足が低年齢化しています。

●子どもたちの夢に向かって進んでいく応援を、
●アスリートやスポーツ愛好家の身体のコンディショニングを、
●日常生活でみなさんが元気に動けるからだづくりのために、
●ご高齢の方が自分の身体をいつまでも使い続けることができるように、

「体幹と手足の動きの土台づくり」の重要性や具体的な方法を、各年齢層の皆さんと多くの機会をつくって、指導するとともに一緒に勧めていきたいと思っています。

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