乳幼児のコンディショニング

乳幼児のコンディショニング

講座では、赤ちゃんや幼児の運動の発達の意味を知ってもらうことで、赤ちゃんの発達に飛び級をすることなく、また幼児期に体験すべき運動が不足しないようにすることの重要性や動きの不足を補うポイントなどについてお話しと簡単な動きの指導を致します。
参加した親御さんからは、「赤ちゃんの動きの大切な意味を知ったことや、幼児期にさせる運動の内容がわかって、子育てにすごく参考になりました。」というお言葉をよく頂きます。

赤ちゃんの発達過程には、ヒトの運動能力を発達させるための基本となる大切な意味がたくさん含まれています。

赤ちゃんは胎児の経験を通じて、生まれるまでの準備をしています。そして生まれてから立ち上がるまでの姿勢や動きの体験を通じて、二本足でまっすぐ立って歩くための準備をしています。
立ち上がった後の歩きや動きは、赤ちゃんの立ち上がるまでの姿勢や動きを基にして発達させていきます。

このような胎児や乳児の時の姿勢や動きの発達は誰かに教わるわけではなく、成長の過程で自然にできるようになります。

赤ちゃんは効率的に体幹や手足の姿勢や動きができるようになっていきます。先ず生れた直後から、泣いたりお腹を使った呼吸を繰り返すことで、動く為に必要な体幹の土台となる腹部を安定させ、腹腔内圧や横隔膜を初めとするインナーユニットを強化しています。
また、寝返りなどを通じて体の中心軸を発達させ、うつ伏せで頭や上半身を持ち上げることで、頚や肩甲骨など安定させていきます。さらに腹ばい、四つ這い、高ばい、などを通じて体幹や手足の安定性や動きを発達させます。

しかし社会環境・生活環境などの変化により、乳児期の姿勢や動きに不足が生じて、子どもたちの動きの土台(根っこづくり)が強くなりにくい状態で成長しています。

子どもの運動能力の低下は、幼児期・学童期だけでなく、このように乳児期から発生していることをご存じですか?このように乳児期に体幹(コア)や手足の運動能力が弱いままに、立ち上がっている乳児が増えています。

「乳幼児のコンディショニング講座」では、赤ちゃんのハイハイや四つ這いなどを発達運動学からの正しいポイントをお伝えします。
赤ちゃんの動きを良くする目的で、取り組まれている指導も最近はよく見られますが、単にハイハイや四つばいをさせていたり、発達運動学的に好ましくない指導がされていることもあり、かえって赤ちゃんの動きのくせを強くしていることも見かけます。

あなたの子どもを元気に育てる為に、乳児期や幼児期の発育発達の過程を発達運動学的に正しいポイントを知ることが、子供さんの元気なからだづくりに大変役に立ちます。お気軽にご相談ください。

宇佐整骨院 鍼灸院