捻挫⑤ 病態・捻挫の説明

捻挫とは?

関節に正常な動き以上の外力が加わった時に、その外力に耐えきれずに骨と骨の連結を支持する靱帯や関節包あるいは滑膜が断裂・損傷した状態です。
損傷の程度は一般的に、靱帯の損傷程度により分けられます。
(下記の捻挫の定義は整形外科書から抜粋)
●「第1度の捻挫とは靱帯の繊維の小損傷」であり、靱帯の中の少数の線維が切れている。
●「第2度の捻挫は靱帯の部分断裂」であり、靱帯のある部分は明らかに切れている。
●「第3度の捻挫は靱帯の完全断裂」です。

捻挫による機能の変化

捻挫の受傷により患部と患部以外を含めて、次の様な症状が発生します。
①靱帯の安定性機能の低下
②患部の運動機能の低下
③患部以外の運動機能の低下
(運動連鎖による、二次的な機能低下や代償運動による症状)

治療方法

そして捻挫の治療は当然上記の①②③を回復させる事が必要であり、具体的には下記のようなことを考慮して治療を進めることが必要です。
1.患部の、適切な治療
2.症状に応じ、適切な固定
3.早期からの、適切な運動
4.日常生活の、動きが可能

治療で最も重要なことは断裂した靱帯の損傷部分を近づけて離れない構えで、損傷の程度に応じて一定期間固定をする必要があります。捻挫は骨折よりも確実な固定が必要であり、固定の肢位(構え)も損傷した状態に応じて適切に行う必要があります。特に初期に固定することが非常に重要です!

またこの固定は「機能的固定」の特徴のように患部周辺の筋肉も含めて、全体を包むように固定をする事で筋肉による安定性も発揮することができます。更に筋肉が働き易くなり患部の回復を早めることにつながります。

固定期間は具体的には、軽傷の場合は1~2週間程度、中症では3~6週間を必要とし、治癒に2~3ヶ月が必要となります。重症では手術を必要とする場合もあります。

しかし「捻挫は靭帯が断裂している状態である」ということを、患者さんに正しく理解されていないことが多く、また実際の治療では湿布やサポーターをするぐらいで、適切な固定が行われていない、運動療法の開始が遅い、動きにくい固定のために日常生活の動きを過剰にかばっているなど、上記の1~4の治療要素を満たした治療が行われていないことが多くみられます。
そして結果的に機能的不安定性のために痛みが残り、日常生活やスポーツなどでも支障を来すことが多くみられます。

当院はこれらの条件を満たす「機能的固定療法」により、日常生活・スポーツへの復帰を早期に可能とします!

 

宇佐整骨院 鍼灸院